会長挨拶
会長 八木 基之
親睦の和を育み、奉仕の輪を広げよう
私は2005年に豊橋北ロータリークラブに入会しました。決して社会的、道徳的に私の志が高かったからというわけではなく、メンバーだった父が繰り返し入会を勧めるため仕方なく、というのが正直なところです。動機が消極的だったこともあり、入会当初は地域で活躍する年長の諸先輩方に気後れして、正直、例会場へ足を向けるのにあまり気が進みませんでした。しかし中に飛び込んでしまうと、案ずるより産むが易しとはこのことで、先輩方は私を暖かく迎え入れてくださり、少しずつ皆さんと交流を深めることができました。委員会活動や例会を重ねるうちに、いつしか北クラブの居心地の良さを実感するようになりました。
もちろんクラブ内の居心地の良さということだけでなく、クラブの外で実践する奉仕活動を通して、私自身がロータリーの意義やロータリアンとしての社会的な役割を徐々に自覚し、奉仕に対する意識も変わってきていると感じています。
私を受け入れてくれた北クラブの魅力は、メンバー同士の仲の良さと、立場や経験の違いがあっても分け隔てなく接してくれる雰囲気に端的に表れていると思います。会長をお引き受けするにあたり、この魅力をさらに高めたいと考えました。
さて、国際ロータリーに目を向ければ、ステファニー・アーチックRI会長は、2024-25年度RIテーマを「ロータリーのマジック」(The Magic of Rotary)とし、平和の構築とポリオ根絶を最優先事項とするとともに、クラブがよりよくなるために変化し、ロータリーの強さを維持するための取り組みを求めています。
また、RI2760地区 吉川公章ガバナーは「魅力ある例会 持続可能な奉仕活動 成長するロータリー」を地区方針に掲げました。ロータリーの基本はクラブにあり、魅力あるクラブが生み出す奉仕活動が、地域により良い変化を与える。会員が帰属意識を持つことのできる魅力あるクラブづくりに注力してほしいとクラブリーダーに要望しています。
以上を踏まえ、今年度のクラブテーマを「親睦の和を育み、奉仕の輪を広げよう」としました。各々が居心地の良さを感じるような雰囲気作りに心がけ、奉仕の心を育みながらクラブの団結を高め、積極的に奉仕活動に関わることを目指します。
具体的には以下の方針のとおりです。
・会員相互の親睦と理解を深めよう
・魅力的な例会を企画し、楽しい時間を過ごそう
・北クラブならではの奉仕活動を継続・進化させよう
・北クラブの活動成果を外部に発信しよう
・共に活動する仲間を増やそう
・70周年に向けて方向性を検討しよう
2026-27年度、私たちのクラブは創立70周年を迎えます。
創立以来の活動の2本柱、植樹活動と530運動に加え、創立60周年では豊橋北ロータリー奨学金基金(サンクス基金)を新たに発足させました。これまで10名のサンクス大使が巣立っていき、現在も2名のサンクス奨学生がいます。米山奨学生を加えるとこれまで20名を超える奨学生たちとつながりができました。
サンクス基金の設立趣旨は、経済的に困難な事情がある留学生を支援しつつ、メンバーと交流を深めてもらい、卒業後もクラブおよび地域との交流を継続してもらおうというものです。その趣旨に基づいて、サンクス大使とのつながりを再確認することも必要でしょう。加えて、70周年をどのように迎えるか検討を始める時期だと考えます。
幸い、心強い理事役員メンバーと優秀な事務局さんに恵まれました。一年間、会員の皆様の温かいご支援とご協力を心よりお願いいたします。
2024~2025年度 理事・役員一覧
八木 基之
金森 正芳
髙坂 泰弘
渡辺 康二
河合 成高
山内 有恒
石川 誠
川口 和樹
杉野 公郎
小林 利生
田崎 政秀
橋本 努
松井 幹晴
下山 暢子
Rotary Club of Toyohashi-North.
豊橋北ロータリークラブ
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