お知らせ・活動報告

2026.01.30

例会報告

【1月27日】国際奉仕委員会「金融市場から見る世界経済情勢」

この度は国際間を知るという国際奉仕のテーマに絡めまして、金融市場から見る世界経済情勢というテーマで卓話を企画致しました。以下に概要をご紹介します。
世界GDPは新興国の人口増加と「蛙飛び(Leapfrog)」的技術導入で今後大幅に拡大し、インド・中国ら新興国の存在感が増し世界株式は上昇し資源不足が発生しやすい。一方、米国は人口増と人材・ベンチャー投資・研究開発を背景に引き続き強く、ドルや米国株の国際的地位は堅固。AIや宇宙ビジネスなど成長分野への巨額投資が進み、生成AI市場は今後もフィジカルAIを元に急成長が見込まれる。
日本は資源・食料の輸入依存が高く、円安や資源価格が物価に直結する構造。賃上げと物価上昇の好循環に入る条件や、日銀の大量保有国債の「出口戦略」など金融政策面の課題が示される。国債の対外保有状況や財政赤字・政府債務の高さも指摘され、長期的な財政運営の不確実性が為替や資産選択に影響を与える可能性があるが、中長期的にみて円安に振れやすい構造になっている事が実質為替レートからも想定できる。
投資面では、米国株は史上高値更新が頻繁であり必ずしも割高とは言えないこと、ナスダックのPERはITバブル期の水準に達していない点が示される。インフレ対応には株式は有効であり、日米共にパーケッジとして持つ必要性はあり、分散投資の重要性は、GPIFのような長期的な資産配分とリバランス戦略が必要であるという内容でした。
卓話後も多くの方々からご質問を頂きました。会員の皆様からは難しい話が多いと思っていたが、身近な例に置き換えて説明してくれたので今まで聞いた経済の話で一番わかりやすかった。別の会合でも是非お願いしたい等のお声を頂きまして大変有意義なフォーラムとなりました。